自律移動ロボットを開発するPreferred Robotics(プリファードロボティクス)は5月9日、オープンソースのソフトウェア「カチャカボタンハブ」の提供を開始すると発表した。
家庭用の「カチャカ」と法人向けに機能を特化した「カチャカプロ」は、AI技術を搭載し、人の声や専用アプリでの指示で家具を動かせる自律移動ロボット。カチャカボタンハブは、カチャカとカチャカプロを、市販のボタンを押すことで操作できるオープンソースのソフトウェアだ。
カチャカとカチャカプロは現在、一般家庭、飲食店、歯科医院、工場などで導入されており、これらの場での生活や業務において、特に頻度高く出す指示についてはより簡単に操作したいという声がユーザーからあったという。今回のカチャカボタンハブの提供により、ボタンを押すというワンアクションで、カチャカを事前に設定した専用家具とドッキングさせ、より簡単に指定の場所まで運ぶことができる。
カチャカボタンハブは、市販のマイコンモジュール「M5Stack」にインストールすることで、ボタンビーコンなどの市販のボタンとカチャカを接続して使用できる。
一般販売は行わないため、ユーザー側でハードウェアを購入する必要があるが、インストール方法などをサイト上で解説している。
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