ビットキーは5月1日、新築オフィスビル「suito芝浦」に同社のコネクトプラットフォーム「workhub」が導入され、全館が顔認証入退館と来訪者の無人受付に対応したと発表した。
suito芝浦は、東京建物と日鉄興和不動産が開発し、3月に竣工した。ビットキーは2021年、2社それぞれと資本業務提携契約を締結している。
workhubを導入し、セキュリティドアにスマートロックと認証用端末を設置したことで、入居する全テナント企業の従業員は、顔パスで共用部や専有部へ入室できる。両手がふさがっているときでもウォークスルーで入室可能で、不正入室やカード紛失など、セキュリティリスクを軽減することにもつながる。
また、1階エントランスには、来訪者受付用のタブレット端末を設置。テナント企業の担当者が事前にQRコードを送付することで、来訪者は当日、端末にQRコードをかざすだけで受け付けが完了する。
来訪者の到着はテナント企業の担当者宛にメールやスマートフォンアプリ、ビジネスチャットツール上で知らせるため、各テナント企業は受付対応の人員配置や、社内で電話を取り次ぐ手間がないという。受け付けが完了した来訪者は、そのままセキュリティを解錠し、訪問先のフロアに向かうことができる。
ビットキーは今後、入居するテナント企業ごとに「特定箇所のみセキュリティレベルを上げたい」「鍵付きのワークブースを設置したい」といった、追加のニーズが発生することを想定している。同社はworkhubを通じた個別ニーズへの対応を進めることで、「竣工後もアップデートし続けるビル」を実現していくという。
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