10万部を超えるベストセラーとなった「コンサルが『最初の3年』で学ぶコト』は、ボストンコンサルティンググループ(BCG)でコンサルタントとして働いた経験のある高松智史氏が、コンサルタントとして最初の3年で学んだことを言語化したものだ。本書「コンサルが『マネージャー時代』に学ぶコト」は、その続編にして完結編、今度のテーマはコンサルタントがマネージャーとして学ぶことや学ぶべきことだ。
本書は、マネージャー1年目、2年目、3年目と順を追って、それぞれの年に身につけておきたいスキルや心がまえを紹介する。資料作成から社内での身の振り方、さらには部下との接し方や上司、クライアントのいなし方など、知っておきたいスキルは79にのぼる。
話題こそ多岐にわたるが、根底にあるのはリーダーシップに求められるあり方の変化だ。本書の中核に据えられる哲学は「インテレクチャルリーダーシップ」と呼ばれる。チームを率いるリーダーに求められるのは、自分の頭で考え、付加価値を生み出し、チームメンバーやクライアントをも感動させることだというのだ。
そんなこれからの時代に必要なリーダーシップを身につけ、発揮するための方法が、きわめて具体的に提示されている。マネージャーとして一歩先に進みたい人や、これからマネージャーを目指したいと思う人にとって、手にとる価値のある1冊だ。
今回ご紹介した「コンサルが『マネージャー時代』に学ぶコト」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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