Googleは米国時間4月1日に提出された集団訴訟の和解案の一環として、「Chrome」の「シークレットモード」時に収集した数十億件のデータを破棄または修正することに合意した。この訴訟は2020年6月、Googleがシークレットモード時にもデータを収集していることが、カリフォルニア州のプライバシー保護法に違反しているとして提起されたものだ。
このBrown対Google訴訟の和解案では、シークレットモードにおけるデータ収集について、より詳しい情報をユーザーに開示することもGoogleに求めている。また今後5年間、シークレットモードではサードパーティーのクッキーをデフォルトで無効にする必要がある。
Googleの広報担当者は、「われわれは、根拠のないものと捉えてきたこの訴訟を解決できることをうれしく思う」と述べ、原告側が当初求めていた50億ドル(約7600億円)の損害賠償は一切認められなかったとした。「個人と関連づけられたこともなく、パーソナライゼーションのために使われたこともない古い技術的データを、喜んで削除する」(同担当者)
一方、個人がGoogleに対して損害賠償を請求することは可能だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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