メルカリは3月28日、非対面の新たな配送サービス「エコメルカリ便」の提供を東京・神奈川・埼玉・千葉県で開始した。宅急便60〜100サイズまでの送料を一律730円とすることで、商品サイズの計測や送料を調べる手間を省くほか、原則置き配指定とすることで再配達を減らす「サステナブルな配送サービス」としている。
メルカリが自社で実施したアンケートによれば、商品発送時のストレスについて「送料を抑えるために梱包サイズを小さく工夫する」「送料を考慮して販売価格を決める」が多く挙がったという。そこで、小さなぬいぐるみなどに向く「60サイズ」、スニーカーなどに向く「80サイズ」、厚手のダウンジャケットや漫画全巻などに向く「100サイズ」の送料を一律にすることで、ユーザーの負担軽減を図る。
なお、エコメルカリ便を利用する場合には、非対面発送サービスの「SMARI」(スマリ)から発送する必要がある。スマリボックスはローソンの3000店舗のほか、京王電鉄の14駅に設置されている。
エコメルカリ便の提供エリアは近く拡大予定としている。
メルカリではこのほか、他の配送サービスについても初期設定を「置き配」とすることで配達員の負担を軽減し、「物流の2024年問題」への対処を図る。
また今後は、自宅からの「置き発送」サービスや、「発送の手間を究極的に削減するサービス」についても検討しており、詳細は後日発表するとした。
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