プラネックスコミュニケーションズは3月29日、ネットワークカメラ「スマカメ2 アウトドア180」(CS-QS31-180)や8ポートのスイッチングハブ「FX2G-08EM2」を発売した。
スマカメ2 アウトドア180は、保護等級IP65に対応した防水・防塵設計となっており、屋外でも安心して使用できるネットワークカメラ。価格は2万7800円(税込)。
高感度CMOSセンサー搭載し、超広角175度のパノラマ映像で死角の少ない監視が可能。有線LANのケーブルは本体から引き出されており、屋外用LANケーブル、防水テープと併用することで防水接続が可能となる。また、電源用のMicro USBコネクタも防水タイプを使用する。
なお、排他利用となるが有線LANのほか、Wi-Fi(2.4GHz)接続にも対応。外部アンテナを搭載し、Wi-Fiの届きにくい屋外でも安定した通信を実現するという。
有線LANでは、PoE(Power over Ethernet)受電(IEEE802.3af)にも対応し、LANケーブルから電源供給に対応する。
FX2G-08EM2は、従来機(FX2G-08EM)と比べ、大幅な低消費電力と低発熱を実現した8ポート仕様の2.5GBASE-Tスイッチングハブ。価格は1万3980円(税込)。
2.5GbEに対応したMedia Access ControllerチップにRealtekの「RTL8373」、PHYチップにRealtek「RTL8224」を採用し、大幅な低消費電力・低発熱を実現。
具体的には、アイドリング時(LAN接続なし・無負荷)の消費電力は1.9W、従来機の4.5Wに対し半分以下(-58%)。2ポート使用時(2.5Gbpsで双方向通信時)でも、消費電力は3.6W、従来機は7.1Wと約半分(-49%)になるという(使用状況によって異なる)。
また、メインチップであるMedia Access Controllerのヒートシンクの温度を実測すると、2ポート使用時で41.3度、従来機は51.7度(温度差10.4度)。4ポート使用時で44.5度、従来機は57.8度(温度差13.3度)と発熱が抑えられている。
なお、従来機と同様にMedia Access Controllerチップ直下の基板の下面に低硬度・放熱用シリコーンパッドを貼り、筐体の下面からも放熱を行う両面放熱方式を継承(ファンレス設計)。
さらに、PHYチップの下面にも低硬度・放熱用シリコーンパッドを貼り、2枚の放熱用シリコーンパッドで筐体下面から積極的に放熱を行っている。
従来機では、放熱のために幅240mmの筐体を使用していたが、低発熱化により幅160mmと大幅な小型化が図られている。
このほか、マルチギガビット対応のPoE++インジェクター「INMG-BT60I」や、液体ガラスコーティング剤「スマツル」(CME-GL01-5)も発売している。
INMG-BT60Iは、Wi-Fi 6アクセスポイント、ネットワークカメラ、IP電話など、PoE(Power over Ethernet)受電機器にLANケーブルで給電ができるインジェクター。価格は1万4800円(税込)。5Gbps/2.5Gbpsの高速通信や最新のPoE++(IEEE 802.3bt)規格に対応する。
スマツルは、ガラス・樹脂製品に塗布することで、艶と光沢を与えキズが付きにくくなる液体ガラスコーティング剤。価格は2480円(税込)。
ナノ粒子による保護膜の形成によって、水滴などの接触角が100度以上となり、水滴や液体が球状にスムーズに滑り、汚れが付きにくくなるのが特徴。同時に、表面の摩擦を減少させ滑りが向上し、キズが付きにくくなるという。
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