ANA傘下のANAあきんど(釧路支店)は3月21日、中標津(なかしべつ)空港利用促進期成会と連携してスタディケーションを実施したと発表した。
中標津空港利用促進期成会は、都市部と中標津圏域の事業者をつなぎ、地域から得た学びを地域課題解決やビジネス創出につなげるワーケーションプログラム「スタディケーション」を推進。スタディ(学び)とバケーション(休暇)を組み合わせた新たな旅のスタイルになるという。
今回のスタディケーションでは、北海道中標津圏域の地域活性化や根室中標津空港の利用促進を目的とし、2023年11月から2024年3月にかけて実施。第1ステップとして、中標津圏域と都市部をオンラインでつなぎ、地域事業者から直接地域の課題や魅力を把握するワークショップを開催したという。
具体的には、2023年11月27日は「酪農製品の価値を高める方法を考える」をテーマとしたワークショップを、2024年1月12日は「北海道の酪農で半農半Xのライフスタイル実現を考える」をテーマとしたワークショップを開催。リアル・オンラインの参加者をあわせて総勢49人が参加し、多様な視点でアイデアを創出したとしている。
第2ステップでは、中標津圏域をリアルに体感するモニターツアーを実施。ワークショップで出たアイデアや参加者のニーズに合わせたモデルツアーを組み立て、2月5〜8日に「北海道の酪農で半農半Xのライフスタイル実現を考える」、3月10〜12日に「酪農製品の価値を高める方法を考える」のテーマで2回に分けて実施している。
ツアーには、都市部に住む20〜40代の企業人やフリーランス、大学生が参加。ツアー終了後は地域で体感した課題に対して解決策の提案会を実施し、中標津圏域との継続した関係人口化を目指したという。
中標津空港 中標津圏域スタディケーション
ANAあきんどは、今回ツアー参加者が提案した内容をブラッシュアップしながら、地域事業者と連携し、実現に向けて推進する。中標津空港利用促進期成会と連携し、都市部企業やフリーランス、大学生へアプローチすることで、ワーケーションを通じた関係人口創出を目指すとしている。
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