Amazonで買い物する人々は、希望にぴったり合う物を見つけるために多数の商品ページを閲覧することに慣れており、ほとんどのセラーは各商品について、可能な限り詳しく正確な商品ページを作成するために、多大な労力を費やしている。人工知能(AI)のおかげで、まもなくこの作業を極めて簡単にこなせるようになる。
Amazonは、出品者がURLをコピー&ペーストするだけで、自社のウェブサイトにある既存の商品ページを基にAmazon向けの詳しい商品掲載ページを作成できる機能を提供開始した。この機能は、掲載ページの作成プロセスを合理化することを目的としており、Amazonのクラウドコンピューティングサービス「Amazon Web Services(AWS)」と、「Amazon Bedrock」で提供されているプロプライエタリーな基盤モデルを活用する。
出品者が自社のウェブサイトにある商品掲載ページのURLを入力すると、Amazonの生成AIツールがその情報を解析して、Amazon向けの魅力的な商品掲載ページを作成する。Amazonはこの新機能を段階的に展開していく予定で、米国の出品者には今後数週間以内に提供する見通しだという。
Amazonのワールドワイド・セリング・パートナー・エクスペリエンス担当バイスプレジデントのMary Beth Westmoreland氏は発表の中で、「生成AIを使えば、販売パートナーが高品質な商品掲載ページを作成するのに必要な労力を大幅に軽減できることが分かっている。今後もこうした機能を革新していく」と説明した。「自動生成できる属性の幅を拡大し、生成されるコンテンツの品質をさらに向上させることで、出品者が顧客の共感を得られる高品質な商品詳細ページを作成するのに必要な労力を今後も軽減していく」
Amazonは2023年秋から生成AI機能を自社のプラットフォームに統合してきた。これらのAIツールを使用すると、出品者は商品を説明する単語や画像をいくつか提供するだけで、製品のタイトルや説明文、詳細情報を生成できる。さらに、AmazonはカスタマーレビューをAIで要約する機能を、米国の一部のモバイルショッピング利用者に提供している。
Amazonの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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