大和ライフネクスト、マンション居住者向けサービス「VR防災訓練」開発

 大和グループの大和ライフネクストと理経は、マンション居住者向けサービス「VR(仮想現実)消防訓練」の新コンテンツとして、地震災害への備えに特化した「VR防災訓練 地震編」の提供を、4月1日より開始する。

VR映像イメージ
VR映像イメージ

 本サービスは、大和ライフネクストの防災サービスブランド「マンション防災manbow(マンボウ)」で展開するサービスの一つで、2021年11月より提供を開始した。スマートフォン等からインターネット上のVR映像を視聴することで、自身の都合の良いタイミングで防災訓練が実施できるため、参加率の向上を図ることができる。

 今回の地震編では、地震が発生した際、実際にマンション居住者から寄せられた各種問い合わせの内容や、管理受託マンションでの被害状況などを分析し、訓練内容に反映。居住者への案内から参加者集計、実施後のアンケートまで、訓練の開催時に必要な一連の作業も含んでいる。

 内容は、被災のフェーズに合わせ、「発災時編」「発災後編」「被災生活期編」3つのプログラムを用意し、生活への影響が長引きやすい地震災害に備えるというもの。「発災時編」では、地震発生直後の居室内の様子をCGで作成し、震度6強の揺れをVR映像で再現することで、家具の転倒防止策を実施している場合と、そうでない場合とを、臨場感をもって体験することができる。

「発災時編」VR映像イメージ
「発災時編」VR映像イメージ

 「発災後編」では、地震の揺れが収まり身の安全が確保できたのち、「水道設備」「電気設備」「ガス設備」等のライフラインについて、実際にマンションで起こり得る事象と、実践的な対応方法を紹介。「被災生活期編」では、地震発生によりライフラインが止まってしまった場合、在宅避難をするか避難所に行くかの判断基準や、在宅避難に必要な備えなどを紹介する。

「発災後編」VR映像イメージ
「発災後編」VR映像イメージ

 なお、本サービスは横浜市との三者連携協定による「次世代型マンション防災コンテンツの共同研究開発」の成果となる。

プレスリリース

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