ソフトバンク傘下のOpenStreetは3月1日、浦和レッドダイヤモンズと業務提携したと発表した。
同日から浦和レッズがシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」の事業パートナーとして参画するとともに、オリジナルデザインの自転車「レッズサイクル」を導入する。また、2024シーズンから浦和レッズとオフィシャルパートナー契約も締結したという。
OpenStreetは、公共交通機関を補完して多様な移動ニーズをカバーするシェアサイクルプラットフォームとなるHELLO CYCLINGを、ラストワンマイルの移動手段として展開。短距離移動のインフラとして普及に取り組んでおり、全国7500カ所以上にステーションを設置している。
同社はこれまで、浦和レッズの本拠地「埼玉スタジアム2002」や、最寄り駅の埼玉高速鉄道の浦和美園駅、JR東川口駅、JR東浦和駅周辺などにHELLO CYCLINGのステーションと電動アシスト自転車を設置してきた。2021年3月にはさいたま市と「超小型EVシェアリングサービス実証実験の開始について」の協定も締結しており、電動アシスト自転車や電動サイクル、超小型EVなど、複数のマイクロモビリティのシェアリングを展開しているという。
現在はHELLO CYCLINGのステーション418カ所のほか、小型EVやスクーターのシェアサービス「HELLO MOBILITY」のステーションを約30カ所設置。市民の日常生活での利用も増えているなか、さらなるさいたま市の回遊性や移動の利便性向上を目指し、ホームタウンがさいたま市の浦和レッズとのパートナー契約締結に至ったとしている。
レッズサイクルでは、浦和レッズのオフィシャルパートナーのビタブリッドジャパン、ファミリーパートナーの埼玉りそな銀行とのコラボデザインをドレスガードに採用。また、各デザイン1台限定で、選手サイン入りのドレスガードを取り付けるという。提供開始当初は埼玉県さいたま市内の既存ステーションに200台を設置する予定だ。
今後は、浦和レッズのホームタウンの地域住民に加え、他エリアからの来訪者のアクセス向上につながるように、浦和レッズやさいたま市と連携してステーション数を拡大。さらに、マイクロモビリティを通じて市民の移動をサポートし、地域活性化に貢献することで「スポーツのまちづくり」を推進していくという。
なお、3月3日に開催される2024明治安田J1リーグ 第2節東京ヴェルディ戦では、「埼玉スタジアム2002公園 北第二駐車場」のステーションに駐輪できる電動アシスト自転車の数を、通常15台から55台に増やすとしている。
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