Deutsche Telekomは、バルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC)で現地時間2月26日、「Concept T」と呼ばれるデザイン研究プロジェクトの成果を披露した。これは、人工知能(AI)、ホログラフィック通信、Wi-Fiセンシング、コンピュータービジョン、Web3など、さまざまな新しい最先端のテクノロジーを組み合わせて、コミュニケーションの未来の姿を示すものだ。
「Concept T」から生まれた最初の研究成果は、「Emma」という名のアバターが登場する「Concept View」だ。このAIベースのアバターは、ホログラムを通じてユーザーと会話し、ユーザーの生活のさまざまな側面をサポートする。例えば、購入すべき製品やユーザーに合った服装の組み合わせを提案してくれるほか、仮想通貨やNFTを管理してくれる。
2つ目の研究成果は「Concept Level」で、私たちが知っているルーターをまったく新しい形に昇華させたものだ。通常のルーターの上に、AI音声アシスタントを備えた円筒形のディスプレイや、Wi-Fiセンシングや部屋のモニタリングができる円錐形のモジュールを追加して、構成をカスタマイズできる。
最後の3つ目の研究成果は「Concept Buddy」だ。これは笑顔が可愛い小型ロボットで、先に述べた「Concept Level」の機能をすべて備えている。この「フレンドリーなバトラー」は自走でき、プロジェクターも内蔵しているため、家中を動き回って室内の空気の質を監視するなど、家にあるさまざまなものを適切に管理するのに役立つ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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