アプリは、私たちの日常生活を便利にする。アプリのおかげで、フードデリバリーの注文や旅行の予約など、あらゆる種類のタスクをスマートフォンで実行できる。しかし、それらのアプリすべてを、あなたに代わってあらゆるタスクを実行してくれる、1つのシームレスな人工知能(AI)アシスタントに置き換えられるとしたらどうだろうか。
ドイツの通信事業者Deutsche Telekom(T-Mobileの過半数株主)は、来週開催されるMobile World Congress(MWC)で、AIアシスタントを使ってスマートフォン上のタスクを実行することでアプリの必要性をなくす、AIコンセプトスマートフォンを披露する予定だ。
このスマートフォンの生成AIインターフェースはBrain.aiと協力して開発されたもので、さまざまなアプリの機能に代わり、ユーザーが指示した目的を完遂するための作業をこなすという。
「AIに基づく1つのアシスタントが、スマートフォン上の無数のアプリを置き換える。コンシェルジュのように、このアシスタントはユーザーの目的を理解し、そのための細かい作業を実行する」と、Deutsche Telekomはプレスリリースで述べた。
例えば、旅行を予約したい場合、複数のアプリを開いて自分でその作業をする代わりに、スマートフォンに音声またはテキスト入力で指示すれば、その作業に必要な手順が実行される。
同社はこのアシスタントを、欧州市場で提供している「T Phone」に搭載してMWCで披露する。また、「Snapdragon 8 Gen 3 Reference Design」を搭載する別のバージョンのAIスマートフォンも紹介する予定だ。こちらはAI処理をデバイス上で実行するという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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