リストデベロップメントは2月22日、神奈川県藤沢市辻堂に建設中の商業施設と分譲マンションが一体になった複合タワー「THE TOWER 湘南辻堂」のメディア向け内覧会を実施した。同物件は、2023年12月1日よりエントリー受付を開始している。
2025年に竣工予定の本物件は、地上29階、高さ約98.9メートルと、湘南エリアでは最高層の建築物になるという。建物内には、高層棟の5~29階部分に総戸数196戸の分譲マンション、高層棟1~3階部分と低層棟には商業施設が建設される。辻堂駅の東改札から広がるペデストリアンデッキをレジデンスフロアまで延長し、駅までは徒歩2分。
外観、住宅エントランス等のデザインは、「東急プラザ渋谷」の商環境デザインや、MIYASHITA PARKの「DADAÏ THAI VIETNAMESE DIMSUM」「NEW LIGHT」などを手がけたGLAMOROUS CEOでデザイナーの森田恭通氏を起用。ワークラウンジやオーナーズラウンジ、予約制の個室ブース、ゲストルームなど多数の共用施設を用意し、居住者はリモートワークやウェブミーティングにも利用できる。また、1階にはサーフボード置き場のほか、EV自動車用充電設備を用意した。
リストデベロップメントが世帯年収1100万円以上の高所得層に対して行った住環境に関する意識調査によると、都内の高所得層の持ち家率は70.7%で、30代は特にマンション派が多いという。
同社の鈴木篤氏は、「THE TOWER 湘南辻堂は、間取りはワンルームから4LDK、広さも35~90平方メートルと、幅広い部屋を用意している。すでに4000件以上の問い合わせがあり、東京方面からお声がけいただくことも多い。都心を避けてオンオフで充実した生活を送れる『近距離移住』希望派に注目されていると感じる。多様な価値観を持つ居住者を呼び込むことによって、町の継続的な発展に寄与したい」と語った。
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