リンクジャパンは2月6日、クラウドケアと連携し、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」に、自費訪問介護ヘルパーの派遣申し込みができる機能を実装したと発表した。
リンクジャパンのHomeLinkは、家電の操作・管理に加え、エネルギーマネジメント、ヘルスケアサービス、在宅介護・オンライン診療などを、自宅の機能として組み込むことができる、スマートホーム統合アプリ。リンクジャパンが提供している自社製品に加え、多くの他社製品・サービスを統合して利用することが可能だ。
クラウドケアは、訪問介護・家事・生活支援マッチングプラットフォーム「Crowd Care(クラウドケア)」を開発・運営している。Crowd Careは、依頼ごとにヘルパーをマッチングして、介護スキルを持つ人材をシェアすることができるサービスで、依頼者は、介護保険外の自費訪問介護ヘルパーサービスを低価格で利用することができ、介護スキルを持つ人材は、隙間時間を使って自分のスキルや都合に合わせた働き方ができる。
今回、クラウドケアとの連携により、HomeLinkのアプリ画面から直接Crowd Careのサービス画面を開き、本人や家族が申し込んで、食事やトイレ、入浴などの介助、通院や入退院の付き添い、夜間見守りなどの介護サービスを受けることが可能となった。
Crowd Careのサービスは、訪問介護の内容や回数に細かな制約が多い保険適用のヘルパーとは異なり、自費による訪問介護となるため、公的サービスでは対応できない幅広いサポートを、24時間365日提供ですることができる。必要な時だけヘルパーに来てもらうスポット依頼のほか、定期依頼も受け付けている。
また、リンクジャパンは、Crowd Careと連携したHomeLinkについて、自宅での導入のみならず、不動産ディベロッパーが導入することで、「サービス付き高齢者向け住宅」と同様の生活サポート機能を備えた物件を提案することができるとしている。
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