Ouraは米国時間1月31日、「Resilience」(レジリエンス)という新機能を発表した。同機能は、身体がどのようにストレスを管理し、ストレスから回復するかに焦点を当てたもので、ある時点での高いストレスレベルを検出する他のスマートウォッチやスマートリングとは異なる。この新機能は、心拍数の安定速度など、「Ouraリング」が収集したさまざまな指標を分析することで、ストレスの多い状況からどれだけ早く効果的に回復できるかを測定する。
レジリエンス機能は、ストレスに対処する能力と、対処する方法を知るための入り口だと考えられる。同機能によって、日中に経験したストレスレベルと、日中、および夜間の睡眠中に起こる身体の回復レベルとをそれぞれ区別して把握できる。またこの機能は、日常のさまざまな状況において身体がストレスからどのように回復するかを分析する。
Ouraのサイエンス部門で責任者を務めるShyamal Patel氏は米ZDNETに対し、次のように述べている。「レジリエンスは、2週間という期間で(データを)見るため、変化が少ない。数値が月に2~3回変化するユーザーもいれば、それほど頻繁に変化しないユーザーもいる」「レジリエンスは、変化のスピードがやや遅い指標のひとつだが、これは意図的にそのようにしている」。
同機能の目的は、Ouraを装着するユーザーがストレス管理の方法を改善できるよう必要な情報を提供することだ。ストレスに対処するために始められる方法はさまざまで、健康の基本(質の高い睡眠、定期的な運動、健康的な食事)を意識すること、瞑想を実践すること、社会的なつながりを維持することなどが挙げられる。
同社は科学的根拠に基づいてレジリエンス機能を開発した。Patel氏によると、同社は南デンマーク大学と提携し、レジリエンス指標が回復に対する主観的感情と一致しているかどうかを検証した。
Ouraの発表この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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