本田技研工業(ホンダ)の米国法人American Honda Motorと、General Motors(GM)は、合弁会社の米Fuel Cell System Manufacturing(FCSM)で燃料電池システムの生産を開始した。
ホンダとGMは、2013年より次世代燃料電池システムの開発で協力してきた。商業生産を始めた今回のシステムは、以前のシステムより耐低温性が向上したほか、耐久性が2倍に高まったという。さらに、水素燃料車(FCEV)「CLARITY FUEL CELL」(2019年モデル)に搭載した旧システムに比べ、製造コストが3分の1で済むとしている。
ホンダとGMは、この燃料電池システムをさまざまな製品や事業で活用していく。たとえば、ホンダは2024年内中に発売する予定の新型FCEVへ搭載する。乗用車にとどまらず、商用車のほか、定置電源や建設機械にも適用拡大する計画。
FCSMは、ホンダとGMが燃料電池システムの製造会社として2017年1月に設立。投資総額は8500万ドル(約125億4500万円)で、両社がそれぞれ同額を出資した。
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