可愛らしく、ノスタルジックで、「人工知能(AI)の『iPhone』」になる可能性さえあるとテスターに評された「rabbit r1」は、rabbitが「CES 2024」で発表したAI搭載のポケットコンパニオンだ。同社はこれが人々の個人的なAIアシスタントになることを期待している。観客と報道陣から多くの注目を集めたrabbit r1は、199ドル(約2万9000円)の価格で予約販売が始まり、1日で1万台売れて初回ロットが完売した。
「r1の開発を始めた時、発売日に500台売れれば満足だと社内で言っていた」と同社は米国時間1月10日、「X」(旧Twitter)に投稿した。「24時間で、われわれはすでにその20倍を超えた!初日で1万台だ!」
予約注文の最初のロットは3月下旬に出荷される予定だ。rabbitは、r1の第2弾の予約受付をウェブサイトで開始したことも明らかにした。
rabbitの創業者で最高経営責任者(CEO)のJesse Lyu氏がXでr1を「LAM搭載の『たまごっち』」と表現したように、r1はiPhoneの約半分の大きさの四角いデバイスだが、1000ドル(約15万円)のスマートフォンよりもパーソナライズされた体験を約束する。
自然言語による質問を処理できるr1は、トランシーバーのようにボタンを押して話しかけるだけで、タスクを実行してくれる。「使い方を覚える必要がないほど直感的なもの」とLyu氏は基調講演で説明した。r1は、スマートフォンにおけるアプリベースのOSから脱却し、「Siri」や「Google」にしてほしかったことを実行してくれる。
r1は、回転カメラ、プッシュ式トークボタン、アナログスクロールホイール、2.88インチのタッチスクリーン、128GBのストレージ、SIMカードスロット、USB Type-Cポートを備えている。
rabbit r1この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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