サムスンは米国時間1月9日に開幕した「CES 2024」で、人工知能(AI)を搭載したパーソナルアシスタントロボット「Ballie」の改良版を発表した。デザインが新しくなったほか、プロジェクターが組み込まれている。
2020年に初めて発表されたときは野球ボールのような形だったが、新型Ballieはオンラインゲーム「Among Us」のキャラクターに似て、丸みを帯びた四角形に近いディスプレイを搭載している。
刷新されたBallieは、コンパニオンロボットにも、エンターテインメントデバイスにも、前面と背面のカメラを使って動き回る番犬にもなる。Ballieは家の中をついて回り、呼ばれると近くに来て、玄関で人を出迎えることもできる。照明やサーモスタットなどのスマートデバイスを制御したり、質問に答えたりできるので、Amazonの「Alexa」に車輪が付いたようなものとも言える(Amazonの「Astro」はすでにそのコンセプトを実現している)。
特に興味深い機能が内蔵プロジェクターで、サムスンによると「人の姿勢と顔の角度を自動的に検出し、ユーザーにとって最適な投影角度に調整する」初めてのプロジェクターになるという。このプロジェクターはまた、さまざまな投影面に合わせて画面の歪みを自動で補正したのち、「YouTube」などのソースから映像を投影できる。
サムスンによるBallieの発表に先立ち、この日はLGエレクトロニクスも2023年末に発表したスマートホーム向けAIエージェントを披露したが、こちらはまだ名前がないこともあってか、Ballieの方が認知度を高めているようだ。
CESで発表される大多数の製品やサービスと同様、新型Ballieについても、価格と発売時期はまだ明かされていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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