ソーシャルメディアを利用しながら安全性と精神的な健やかさを保つことは、時として綱渡りのようにバランスを保つのが難しく感じられる。利用するのが10代の若者であれば、特にそうだろう。
Meta Platformsが米国時間1月9日に発表したプライバシーおよび保護ツールの最新のアップデートは、同社のプラットフォーム「Instagram」と「Facebook」を利用する10代がより年齢に応じた体験を保証されるように設計されており、そうした若者のウェルビーイング(精神・社会的な健康)をより適切に保護するのに役立つはずだ。同社はこの新たなアップデートで、10代の若者のInstagramとFacebookのフィードやストーリーズから、自傷行為や摂食障害などのトピックに関連するコンテンツを削除する。また、利用者が10代の場合、両プラットフォームで最も厳しいコンテンツ管理設定が自動的に割り当てられるほか、Instagramでは制限対象の検索キーワードが追加される。
新たに導入される通知は、10代のユーザーに定期的に表示され、プライバシー設定を確認するよう促すことで、知らない人からのダイレクトメッセージや不快なコメントなどの望ましくない反応から若者を保護する。Metaが推奨する10代向けの設定を1回のタップで選択でき、プライバシーが最大限確保された体験が提供されるという。
ソーシャルメディアプラットフォーム各社は近年、子どもや若者が精神衛生上有害なコンテンツにさらされないよう保護するための取り組みが不十分だとして、繰り返し批判されている。
Metaはプレスリリースの中で、この最新の変更が、若者を対象とした同社の既存の安全管理機能を基盤とし、思春期の発達、心理学、メンタルヘルスに関する専門家らの提言に基づいて設計されたものだと述べた。その目的は、若者が有害なコンテンツに遭遇したり、そうしたコンテンツを探したりするのを防ぐことにある。
Metaのプレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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