2010年くらいから、米国の西海岸エリアで「マインドフルネス」が流行し始めたことは知っていた。その先駆者はアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏である。同氏は晩年、日本の「禅」の世界に多大な興味、関心を抱いていたらしい。世界的にマインドフルネスが流行する理由は、現代のストレス社会とインターネットの発展に起因する「Constant Distraction(いつも気が散っている状態)」に陥りやすい環境にあるのだろう。そのことは、老人も、中年も、若者も、子どもも関係ない。
要約者のような「スピリチュアル」に疎い不届き者が書くのもなんであるが、マインドフルネスの要諦は「過去・未来にとらわれず『今、この瞬間』に集中すること」にある。「有意義な人生」「豊かな生活」を送るためには、雑音に心を煩わされず、かけがえのない現在の一瞬一瞬に集中したほうがよいことは当たり前である。
とはいえ、それが難しいのも事実だ。本書では、どうしたらマインドフルネスな状態が得られるのか、簡潔かつ詳細に、さまざまな研究データをもとに解き明かす。散歩する、感謝する、食べ物をよく味わって食べる――「そんなことがマインドフルネス?」と驚くなかれ。人類の「幸福の鍵」は意外と単純な行為のなかにあるものだ。
今回ご紹介した「人生の優先順位を明確にする1分マインドフルネス」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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