毎日の会話において雑談が占める割合は意外と多く、その役割は大きいものだ。家族や友人との雑談の重要性は言うまでもないが、仕事においても、雑談は人間関係を良好なものにしたり、新たなアイデアにつながったりすることがある。
ところが、多くの会社で研修講師を務めてきた著者、ひきたよしあき氏によれば、会社におけるコミュニケーションの悩みランキング1位は「雑談が苦痛」だそうだ。そんな人も、本書を読めば、「雑談が苦痛」という気持ちがずいぶんやわらぐだろう。
著者は博報堂でクリエイティブディレクターとして数々のCMを手がけてきたひきたよしあき氏だ。大手企業などのスピーチライターとしても活動し、『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』などのベストセラーも生み出してきた、コミュニケーションのプロである。そんな著者だが、もとは雑談が苦手だったという。だからこそ、本書のメソッドは信頼できるものだ。
日々の生活や仕事において、雑談を避けて通ることはできない。雑談が苦手でなくなれば、格段にストレスが減ることだろう。「初対面の人と話せない」「沈黙が怖い」「相手の話にどう反応していいかわからない」といった悩みを抱える人や、コロナ禍で人と会う機会が減り、雑談力が落ちたと感じている人におすすめしたい1冊だ。
今回ご紹介した「雑談が上手い人が話す前にやっていること」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。
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