Holoconnectsは、本開催に先駆けて開かれた報道関係者向けイベント「CES Unveiled」で、人工知能(AI)を活用したホログラフィックソリューション「Holobox」を披露した。Holoboxは、公衆電話ボックスに似ており、対話している相手をほぼ遅延なく実物大の立体映像として表示するため、普通に会話しているような感じがする。
筆者は、CES Unveiled会場に設置されたHoloboxを通じて、Holoconnectsの最高経営責任者(CEO)であるAndre Smith氏と話す機会を得た。同氏はアムステルダムにおり、筆者はそこから8000km以上離れたラスベガスにいたが、対面で話しているような感じで、間合いにも不自然なところはなく、普通に会話できた。その様子は下の動画で見てみてほしい。
自分の立体映像を相手に表示するためには、白色の背景と十分な照明が必要だ。筆者は適切な背景と照明なしでショールームに立っていたため、Smith氏側には、筆者の立体映像ではなく、Zoomを使った会話と同じようにカメラで撮影された画像が表示された。
Holoboxは、86インチの透明液晶ディスプレイ、アンチグレアガラス、Hi-Fiスピーカー2基、タッチスクリーンを備えている。なお、同社はHoloboxと合わせて、卓上サイズの「Holobox Mini」も発表している。
Holoconnectsによると、国連児童基金(UNICEF)や国際連合(UN)、Nike、Vodafone、BMW、Deloitte Touche Tohmatsu、T-Mobileなど、多くの組織や企業がすでに同社の技術を採用しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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