Appleは、最新の「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」を米国で再び販売できるようになる。米連邦巡回控訴裁判所は米国時間12月27日、同社に対する両製品の輸入禁止命令を一時停止した。
この動きは、Apple Watchに搭載された血中酸素濃度の検出機能をめぐり、Appleと医療技術企業Masimoとの間で特許紛争が続いている中で起きた。米国際貿易委員会(ITC)は10月、AppleがMasimoの特許を侵害しているとする1月の裁判所の判決を受け、両製品の輸入を禁止する命令を採択していた。
Joe Biden大統領がこの命令を覆す可能性もあったが、審査期間は12月25日に終了した。米通商代表部がITCの裁定を覆さないと決定したため、26日に裁定が確定した。
Appleはこの件を不服とし、米国税関の審査に向けたソフトウェアアップデートに取り組んでいる。Bloombergが報じたように、政府はAppleの変更が十分か否かを2024年1月12日に判断する予定だ。
禁止命令の発効を前に、Appleは米国でApple Watch Series 9とUltra 2のオンラインストアでの販売を12月21日に、直営店での販売を24日に停止した。Best Buy、Amazon、Walmartなどサードパーティーの小売店は、在庫がある限り販売を継続する。
Appleは米CNETからのコメント依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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