IDCは、世界PC市場に関する調査結果を発表した。2023年第3四半期の出荷台数は6850万台と予想を上回ったものの、前年同期比7.2%減で縮小続きだった。
市場の現状と不透明なマクロ経済により、IDCは2023年通期の見通しを以前より引き下げ、出荷台数が2億5180万台で前年に比べ13.8%少なくなるとした。2022年は前年比16.6%減で、2年連続2ケタ減になる予想だ。
ただし、この大幅な市場縮小は、PC買い換えサイクルの到来や、AI対応、消費者需要と重なり、かえって2024年の回復につながると見込む。具体的には、2024年の出荷台数を前年比3.4%増と予測する。
その後、出荷台数はパンデミック前の水準に戻り、2027年の2億8500万台まで増える。2023年から2027年にかけての年平均成長率(CAGR)を3.1%とした。
分野別のPC出荷台数とCAGRの予測は以下のとおり。括弧内は前年比。
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