ドイツのEve Systemsが、スマートホーム規格の「Matter」に対応した新製品を発表した。その1つが、世界初のMatter対応スマートコンセント「Eve Energy Outlet」だ。価格49.95ドル(約7120円)のスマートコンセントは、標準的な2口壁付コンセントの代替となるもので、2024年2月6日に発売予定だ。
同社によれば、接続方式に(「Matter over Wi-Fi」ではなく)「Matter over Thread」を使用するこの製品は、別々に制御できる2つの差し込み口を備え、「iPhone」「iPad」向け「Eve」アプリ、またはサムスンの「SmartThings」アプリのユーザーに高度なエネルギーモニタリング機能を提供する。
人々が家にこもり、さまざまな家電製品に頼る機会が増える冬の時期には、このような製品がとりわけ役に立つ。消費電力をモニタリングできるため、電気代をいくらか調節することが可能だ。
同社はまた、標準的な照明スイッチに代わるMatter対応のスマートスイッチ「Eve Light Switch」も発表した。この製品を使えば、アプリや音声アシスタントを通じて、照明をより簡単にコントロールできる。発売予定は2024年第2四半期で、価格は同じく49.95ドルだ。参考までに、一般的なスマート照明スイッチは20ドル(約2850円)前後で販売されている。
Matterは新しいスマートホーム接続規格で、使用するオートメーションシステムの種類にかかわらず、スマートホームデバイスを制御できるユニバーサルな互換性を提供する。ユーザーの環境によっては対応するハブが必要になるが、「Google Nest Hub」、サムスンの「SmartThings Station」、Appleの「HomePod」など、人気の高いスマートホームハブの多くはMatterコントローラーとして機能する。
Eve Systemsのプレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」