IDCは、世界ソブリンクラウド市場に関する調査結果を発表した。2022年に794億ドル(約112,906兆2907億円)だったソブリンクラウド関連ソリューションに対する支出額は、2027年には2585億ドル(約36兆7587億円)へ急増すると見込む。
ソブリンクラウドとは、パブリッククラウドの一種で、サービスを利用する国や地域の法律などに則ったデータ運用ができるよう保証したクラウドサービス。運用に必要なサーバーやデータセンターはサービス提供国内に置かれ、データの保存や管理、処理はすべてその国内で行われる。
データ管理に対する規制が各国で厳しくなっており、サイバーセキュリティ対策を強化する必要性も高まっていることが、ソブリンクラウドの需要増加を推進するという。
2022年に794億ドルだった支出額は、2023年に1030億ドル(約14兆6466億円)を上回り、2027年に2585億ドルになると予想する。その間の年平均成長率(CAGR)は、26.6%と高い。
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