博多大丸ら、九州の生産者・事業者を支援するクラファン--「未来共栄プロジェクト」

 トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」を提供するフィナンシェは12月18日、J.フロントリテイリンググループの博多大丸と、九州の事業者・生産者を支援する「未来共栄プロジェクト」を始動すると発表した。

 第1弾企画として、宮崎県を拠点にチョウザメ養殖とキャビア製品事業を展開するキャビア王国が、トークンの新規発行・販売を開始する。

 
 

 未来共栄プロジェクトは、同社とJ.フロントリテイリングの資本提携により実現。博多大丸の「大丸福岡天神店」を起点として九州中の「モノ」や「コト」を発掘する「九州探検隊」と連携。トークン発行型クラウドファンディングにより、活動資金の調達などを行うという。

 また、コミュニティ醸成(仲間作り)や百貨店のリアル店舗を活用したプロモーション、イベント開催、オーナー同士のコラボ商品開発といった「フィジタル体験」を通じて、九州の生産者・事業者を支援し、地域活性化を目指す。

 九州探検隊が得意とする産直イーコマースと、FiNANCiEが推進するトークンエコノミーの相乗効果により、九州の地域資源が地域愛溢れる人々に支えられつつ、Web3の経済圏から新たな支援者層を獲得する。「地域資産」へと成長する過程を届けるとしている。

 未来共栄プロジェクトの第1弾企画では、日本三大秘境に数えられる宮崎県の椎葉村から、鈴木宏明氏のキャビア王国がトークンを発行する。

キャプション

 6つの支援パッケージがあり、支援することで、新拠点の「立ち上げメンバー」としてプロジェクトに関わることができる。支援金額分のトークンを受け取れるほか、チョウザメオーナーであることを証明するデジタルアイテム「オーナーNFT」(「キャビア王国メンバー」パッケージを除くすべての支援パッケージが対象)を発行。1年を通じて、割引優待価格で購入可能な販売ページへのアクセス権にもなるという。

6つの支援パッケージ 6つの支援パッケージ
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 加えて、コミュニティで定常的に現地の様子を発信し、オーナーとサポーターの共創を促す施策を展開していく。


 第1弾となるキャビア王国のトークン発行を皮切りに未来共栄プロジェクトでは今後、九州全域の特産品・名産品に焦点を当てたプロジェクトが順次公開予定。中期的には九州探検隊のトークン発行・公式コミュニティを開設する。加えて、これらの仕組みを九州エリア外に展開することも計画する。

 同プロジェクトの関連オーナーが発行するトークンには、いずれも「大丸松坂屋オンライン」と連動した優待販売への参加権がひも付けられ、テーマとなる商材の製造期間や熟成期間、またはその希少性を裏付けるかたちで販売価格や保有条件を設定。継続支援を促す独自のインセンティブ設計が盛り込まれているという。

プレスリリース

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