「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」が発表された際に宣伝された機能のひとつが、「watchOS 10.1」で導入されたダブルタップジェスチャーのサポートだった。Appleの「S9」チップがこのジェスチャー機能を可能にしており、アラームのスヌーズ、オーディオの再生と一時停止など、かなり便利だ。しかし、このジェスチャー機能はかなり限定的で、ディスプレイに触れずに指同士をタップするという動作に依存している。
国際障害者デーである12月3日にサムスンは、8月に「Galaxy Watch6」ウェアラブルに付属した「One UI 5.1」アップデートにより、Appleと同様のジェスチャーに加え、さらにいくつかのジェスチャーを利用できるようにしたことを改めて伝えるプレスリリースを発表した。
筆者は「Galaxy Watch6 Classic」を購入したが、同社がアクセシビリティーの一部としてこれらのユニバーサルジェスチャーをサポートしていることを知らなかった。
サムスンがサポートしているジェスチャーは、「こぶしを作る」、「こぶしを2回作る」、「ピンチ」、「ダブルピンチ」の4種類。ダブルピンチジェスチャーはアップルのダブルタップと同じで、他のジェスチャーはその名の通りだ。こぶしを作るとアイテムを選択でき、こぶしを2回作るとユニバーサルジェスチャーを起動してアクションメニューを開くことができる。ピンチで次のアイテムに進むことができ、ダブルピンチで前のアイテムに戻れる。ジェスチャーのアクションはカスタマイズも可能だ。カーソルスキャン機能を有効にすると、腕時計を前後左右に動かしてディスプレイ上でカーソルを動かすことができ、デバイス全体を片手で操作できるようになる。
Appleが限られたユースケースでシンプルな機能を提供するのに対し、サムスンは複数のジェスチャーでカスタマイズ可能な機能を提供している。筆者が試している限り、Galaxy Watch6 Classicは、ジェスチャーに確実に反応することが分かっており、さらにこの機能を探求してみたいと考えている。このユニバーサルジェスチャー機能をまだGalaxy Watchで試していない人は、この機会に試してみてはいかがだろうか。
サムスンのプレスリリースこの記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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