パナソニックは12月6日、新型ミラーレスカメラ「LUMIX G100D」(DC-G100D)を発表した。2024年1月26日の発売を予定する。
G100Dは、マイクロフォーサーズセンサーを搭載した小型軽量のカメラ。2020年に発売した「G100」の後継機となる。G100は、Vlog用途などの動画撮影に配慮したモデルとして展開していたが、今回のG100Dでは静止画撮影にも重点を置く。
撮影素子には、有効画素数2030万画素のMOSセンサーを採用した。常用ISO感度は200~25600。拡張設定としてISO100での撮影にも対応する。AF機能としては、顔・瞳認識AF、追尾AFを搭載する。ボディの寸法、質量は、幅約115.6mm、高さ約83.1mm、奥行き約54.2mm、質量約346g。
静止画撮影機能として、連写機能「4Kフォトモード」、撮影画像の雰囲気を変更できる「フォトスタイル」12種類、「クリエイティブコントロール」22修理を搭載。また、自動でシーンを認識し、最適な設定で撮影できる「インテリジェントオートモード」や、シーンに応じた撮影方法をアドバイスする23種類の「シーンガイドモード」を搭載する。
動画撮影機能もG100より受け継ぎ、4K 24p/30p、FHD 60p/30p/24pなど、エントリー機に求められる性能を持つ。ボディ天面には、OZO Audio対応のマイクを搭載。外部マイクに頼ることなく、臨場感ある音声記録を可能とする。また、動画撮影時の赤枠表示や、SNS投稿などを想定したアスペクト比を表示しつつ撮影できる機能にも対応する。
G100からの進化点としては、ファインダーが236万ドットのOLEDとなったことが挙げられる。このスペックは、上位機種であるDC-S5、DC-G99Dと同等となる。また、従来はUSB Micro-B端子を搭載していたところ、これをUSB Type-C端子に変更。急速充電は非対応なものの、スマートフォンなどとの充電ケーブルの統一化を図った。
また、G100Dにあわせて、トライポッドグリップ「DMW-SHGR2」も発売する。G100とセットでも発売していたトライポッドグリップと同等の機能を持つが、ケーブルの端子をUSB Type-Cに改めた。電池不要で使用でき、シャッター、録画開始および終了、スリープの操作に対応。G100Dのほか、変換ケーブルを挟むことで、DC-GH6、DC-G9M2、DC-S5M2などの他製品でも使用できる。
G100Dは、全モデルをレンズキットとして発売。「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」(H-FS12032)とのセット(Kキット)のほか、同レンズとトライポッドグリップのセット(Vキット)、同レンズと「LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」(H-FS45150-KA)のセット(Wキット)の3種を展開する。市場想定価格は、Kキットが8万9000円前後、Vキットが9万4000円前後、Wキットが10万7000円前後。トライポッドグリップの単品販売は、市場想定価格9800円前後となる。
パナソニックでは、G100Dの発売にあわせ、記念キャンペーンを実施する。「LUMIXアカデミー『使いこなし講座 基礎編』」の動画視聴が可能となるほか、カメラ本体用のキャリーポーチをプレゼント。Wキットの購入者には、望遠レンズ用のキャリーポーチも進呈する。3月17日までの購入者が対象で、3月31日までの応募が必要となる。
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