UPSIDERは11月9日、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)と、 スタートアップのサステナブルな成長に資する新たな金融サービスの開発と提供を行うことに合意したと発表した。
また、みずほFG傘下の投資専門会社であるみずほイノベーション・フロンティア(MHIF)が、UPSIDER傘下のUPSIDER Capitalに出資。合弁事業として、UPSIDER Capitalを運営会社とするスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」を運営する。
合弁事業における第1弾として設立するファンドは、UPSIDERが培ってきたAI与信の技術を活用。スタートアップの中でも、特にグロースステージにあり、飛躍的な成長が見込まれるスタートアップを中心に、最大10億円を融資する。事業展開が早いスタートアップに対して、テクノロジーを活用し、最短1週間での与信判断・資金供給を目指す。
なお、UPSIDER BLUE DREAM Fundへは、みずほ銀行およびUPSIDERがLP出資者として総額100億円を出資する。今後は、同合弁事業を通じ、グロースステージのスタートアップに限らず、同様のデット調達環境を提供する。同合弁事業の理念に共感する国内外の投資家から資金を募る、オープンなプラットフォームを目指すとしている。
UPSIDERは、法人カード事業を2020年9月に開始。スタートアップをはじめとした成長企業の挑戦を応援し、独自のAI与信モデルを通じて、累計5000億円の与信枠を提供してきた。
また、みずほFGは、新しい技術や事業へ挑戦する企業を、事業・金融の両面からサポート。「サステナブルな社会」に向けてともに挑戦し、ともに歩んでいくことを掲げ、さまざまな取り組みを進めている。
UPSIDERのテクノロジーを活用した新たな与信モデル、みずほFGの永年培ってきた融資ノウハウ・金融ソリューションなどを融合することによる可能性と、両社で共通する「挑戦」を支えるという思い・共感を背景に、新たな金融サービスの開発・提供に合意したとしている。
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