イーロン・マスク氏の新会社xAI、独自AIボット「Grok」を発表

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ)2023年11月07日 10時34分

 Elon Musk氏の新会社xAIは、独自の人工知能(AI)チャットボット「Grok」を発表した。

Grokの文字とMusk氏の写真
提供:NurPhoto/Getty Images

 発表によると、Grokは、ほとんどあらゆる質問に回答できるように設計されており、質問すべきことの提案までしてくれる。「X」(旧Twitter)からの情報に基づき、世界に関するリアルタイムの知識を備えているため、最新のトピックに関する質問に答えられる。ただし、Xにしばしば出現する誤情報を拾わず、正確なデータを提供できるかが課題となるだろう。

 「ChatGPT」などのAIと同様に、Grokは、何百万ものウェブページで訓練された大規模言語モデル(LLM)をベースとしており、アルゴリズムを用いてコンテンツの理解や生成を行う。GrokのLLM「Grok-1」は4カ月前から開発されており、直近の2カ月間に、特に推論とコーディングの能力が向上したと、xAIのチームは説明している。

 Grokはわずか2カ月の訓練を経て、ごく初期のベータ段階にある。今後はXユーザーとのやりとりを通じて改善され、より賢くなることが期待される。

 Musk氏によると、GrokはXの有料ユーザー向けに提供される。月額16ドル(1960円)または年額168ドル(2万560円)の「プレミアムプラス」プランのユーザーのみが対象となる。

xAIの発表

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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