「iPhone」のデザインはこれまで何度も変更されてきたが、劇的に変わったことはない。Appleはほぼ毎年iPhoneの新バージョンをリリースしているが、「iPhone 11」や「iPhone X」、あるいはそれ以前の機種を使っている人を見かけることも珍しくない。
市場調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)が公開した新たな調査結果によると、米国でiPhoneユーザーの61%は同じ端末を2年以上使い続けているのに対し、「Android」ユーザーの場合はその割合が43%にとどまるという。
一般にiPhoneユーザーはより裕福でテクノロジーやファッションに敏感であるのに対し、Androidユーザーはより予算重視と認識されているとCIRPは説明し、今回のデータはそうした見方に当てはまらないと指摘した。
iPhoneユーザーのうち、購入後1年未満で機種変更したのはわずか10%だったが、Androidユーザーは23%が1年未満で機種変更している。
Androidのアップデートのスケジュールやポリシーは同OSを採用しているスマートフォンメーカーによって異なるほか、Androidスマートフォンの中にはサポート期間がわずか2〜3年というものもある。ただし、Googleはこうした対応を変える可能性を示唆しており、「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」については、Androidのアップデートとセキュリティアップデートを2030年まで7年間にわたって提供すると発表している。
CIRPは調査結果の中で、「ほとんどの場合、Androidスマートフォンの方が低価格なため、Androidユーザーの方が比較的新しい端末でも機種変更することに抵抗がないのかもしれない」と推測している。
また、Apple1社のみが提供するiPhoneと異なり、Androidスマートフォンは多数のメーカーが毎年新たなモデルを発売しているため、ユーザーが機種変更を考える機会が多いことにも言及した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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