「CEATEC 2023」が、千葉の幕張メッセで開幕した。10月17~20日まで開催されている。開場時間は10〜17時。入場は無料で、全来場者登録入場制になる。
2020〜2021年と、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインで実施してきたが、2022年はオンラインと幕張メッセによる初のハイブリッド形式で開催。2023年は、カンファレンスをリアルとオンライン配信にて実施、リアルでのカンファレンスは4年ぶりになるという。
出展者数は684社/団体(2022年は562社/団体)。海外からは21カ国/地域から195社/団体(同27カ国/146社)が参加する。「経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く。」を開催趣旨に実施する。
2000年のスタート以来、年々規模を拡大、デジタル家電見本市として発展してきたCEATECだが、2016年に脱・家電見本市を宣言、「IoT」と「共創」で未来の社会や暮らしを描く「Society 5.0の総合展」へと変貌。エグゼクティブ・プロデューサーの鹿野清氏は「Society 5.0を目指し共創の場として提供したい。キーワードは『次世代』。次世代のための展示会として課題となっている地球環境問題などを捉え、対応していきたい」とコメントした。
会場内は、「パートナーズパーク」「アドバンスドテクノロジー」「キーデバイス」「スタートアップ&ユニバーシティ」「グローバル」と5つの展示エリアに分けられ、グローバルエリアでは、UAEやウクライナ、イスラエル、フィンランドなど、21カ国/地域より 195社/団体が出展。
2年目となるパートナーズパークでは、デジタル田園都市をテーマに掲げ、共創として新たなサービスを作り上げるグループ出展が見られるほか、スタートアップ&ユニバーシティでは、「探し出すのが難しい」という声を受け、カテゴリ別にグルーピングし、目当てのサービスや企業を見つけやすくしているという。
「CEATEC AWARD 2023」も、会期前日となる10月16日に決定された。総務大臣賞には東芝の空間セキュリティマネジメントソリューション」、経済産業大臣賞にはエレファンテックの「金属インクジェット印刷技術を用いた環境負荷低減PCB」、デジタル大臣賞にはザクティの「世界最小最軽量級のカメラが『働く』を変える。リアルタイム映像DXソリューション 『 Xacti LIVE(ザクティライブ)』 」が受賞した。
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