三井不動産レジデンシャルは10月11日、同社が2026年に竣工予定の新築分譲マンション「池田山プロジェクト(仮称)」において、「Amazon Key for Business」と「Pabbit」を同時導入すると発表した。
これにより、不在時でも玄関前の専用宅配スペースに、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の宅配事業者大手3社に加え、Amazonの宅配が可能となる。
三井不動産レジデンシャルでは、2022年11月竣工の「パークホームズ登戸ステーションアヴェニュー」より、新築分譲マンションへのPabbit導入を順次進めている。
Pabbitは、マンションにおいて、宅配事業者が配達中の荷物を持っているとき、かつ入居者が不在の時に、伝票番号や荷物情報等によりオートロックを解錠し入館することで、各住戸専用ロッカーへ荷物の配達が可能となるサービス。入居者は固定パスワード、または専用アプリで各住戸専用ロッカーを解錠し、荷物を受け取ることができる。
一方のAmazon Key for Businessは、マンションのオートドア、または集合玄関機の制御盤に専用機器を設置することで、Amazonの委託先ドライバー(配送サービスパートナー)が、そのマンションに配達する商品を持っている時のみ、配送アプリからマンションのオートロックを解錠し、玄関前を含む入居者指定の場所に、荷物を配達することができる仕組み。ドライバーが配達を完了すると、ロック解錠権限が無効になり、マンションに立ち入ることができなくなる。
なお、Amazon Key for Businessは、置き配指定がされている商品で、商品購入後に送信される発送通知メールに「Amazonによる配送」と表示されている場合のみ利用可能となる。
マンション内には、配達された荷物が歩行の妨げにならないよう、両サービスに対応した専用宅配スペースを、住戸玄関前に設置する。荷物が乱雑に置かれないよう、共用廊下の美観にも配慮した設えになるという。
三井不動産レジデンシャルは、住戸専用宅配スペースの設置により、再配達を削減することで、CO2の排出量抑制も期待できるとしている。
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