「Gmail」の簡易HTML形式、2024年1月に終了へ

Maria Diaz (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2023年09月26日 14時41分

 「Gmail」アカウントで簡易HTML形式を利用している人には残念だが、Googleは2024年1月にGmailの簡易HTML形式を廃止し、全面的に標準HTML形式に移行する。

Gmailの画面を表示しているノートPC
提供:Maria Diaz/ZDNET

 The Registerの報道によれば、数カ月前から、簡易HTML形式形式を選択する方法がユーザーから見つけにくくなっているという。通常であれば、Gmailを開いた際の読み込みページに「接続速度が遅い場合」に簡易HTML表示で受信トレイを表示するためのリンクが表示されるのだが、リンクが表示される時間は非常に短いため、見逃してしまっている人も多いだろう。

 標準HTML方式は、簡易HTML方式に取って代わるものとして10年以上前から提供されている視覚的に見やすいフォーマットで、現在はGmailのデフォルト表示形式になっている。Gmailにはその後、さまざまな新機能が追加されてきた。GoogleはThe Registerの取材に対して、簡易HTML形式では標準HTML形式で提供されている機能の一部が利用できないと述べている。

 一部のユーザーは、視覚障害者を含む一部の障害者にとって、簡易HTML形式は電子メールを時系列で読み上げさせるための手段として優れていたと主張している。

 Googleは、標準HTML形式の導入後も、低速なブラウザーや接続速度が遅い環境でページを速く読み込むための手段として簡易HTML形式を維持してきた。ただし同社は、以前は画面上部に表示されていた「常に簡易HTML形式で表示」というリンクをすでに削除している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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