タイミーは9月25日、成長に向けた事業資金として、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行と、総額130億円のコミットメントライン(相対取引)契約の新規・追加締結を実施したと発表した。
同社によると、2022年の資金調達に引き続き、無担保・無保証・希薄化無し、借入金利は年利1.0%未満(All-in costベース)と、調達条件・コストを抑えた上での資金調達になるという。また、スキマバイトサービス「タイミー」のサービスリリース(2018年8月)以降、借入を含む累計調達額は約403億円となる。
同社のスキマバイトサービス「タイミー」は、2023年6月時点で500万人超の登録者と46,000の事業者が利用。2022年までは、飲食業・物流業・小売業などの事業者利用が中心だったが、直近1年では、それら事業者に加え、ホテル業界で前年比約9.2倍、レンタカー業界で前年比約12.0倍、農業分野で前年比約4.3倍など、新たな業界での利用が急増。
また、日本全国にある7支社を中心に、日本全国での事業者・事業所の開拓を推進。同時に、調達資金などを元手に全国主要エリアでの積極的なマーケティング活動により、日本全国で登録者および、事業者・事業所が増加しているという。
さらに、エンジニアや営業を始めとした全職種での積極的な人材採用を実施。従業員数は、前年比で約2倍に増加。従業員数は、2023年8月時点で800名を超えている。その結果、プラットフォーム上での求人募集人数は、前年比で約3.2倍になるなど、2018年のサービス開始時から持続的に成長しているという。
同社では、想定を上回る事業成長が見込まれることに加え、今後の更なる持続的な高成長を実現するため、積極的・継続的な投資が必要と判断。追加の資金調達を実施した。
2022年には、銀行借入(相対取引)のみで総額183億円の資金調達を実施。想定を上回る成長実績、事業から創出されるキャッシュフローの拡大、資本の蓄積に基づく良好な財務基盤などを理由として、今回の資金調達においても、銀行借入のみで好条件での大型資金調達を実現した。なお、今後も安定した資金調達基盤の確立を行うべく、適正な財務バランスの構築および、ファイナンス手法の多様化を進めていく予定だという。
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