兵庫県神戸市は10月14日、地方での短期就業体験を提供する「タイミートラベル」と協業し、神戸市でのワーケーション希望者が農家や食品メーカーなどの市内事業者で副業や兼業をする実証実験を実施すると発表した。
募集はタイミートラベルで行われ、2021年度に限り、タイミートラベルより旅費や宿泊費の一部も補助される。
受け入れ予定の事業者は、農園や食品会社、IT企業など幅広いジャンルの9社。募集内容は、農作業、イベントスタッフ、民泊施設のモニターと改善提案、ウェブサイトのリニューアルなど。
ワーケーション希望者は副業で得た対価をワーケーション費用に充てることができるほか、都心部と自然が近接している神戸市の地の利を活かしたさまざまな体験もできる。受入事業者は、繁忙期の労働力確保や、スキル人材を活用した業務推進を図れるとしている。
神戸市は2020年9月に広報に関する専門的なスキルや知識を持つ「オンライン勤務」の副業人材を副業マッチングサービス「クラウドリンクス」で募集するなど、働き方改革について積極的に取り組んできた経緯もある。
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