パナソニックは9月21日、パナソニックセンター東京にて「サステナブルな家電とくらし」セッションを開催した。トークセッション「カデンでサステナって!?」では、モデルの世良マリカさんがゲストとして登壇。全国の男女1000名を対象に調査した購買行動におけるサステナビリティ意識の結果と、同社の製品における環境への取り組みについて紹介した。
パナソニックによると、昨今の消費行動において、環境や社会に配慮することは重要な基準になっているという。特にZ世代においてこの傾向は顕著で、「エシカルやサステナブルなど、環境や社会に配慮した製品やサービスを取り入れてみたいと思いますか」という設問への回答に対して、「とても思う」「まあまあ思う」が全世代では74.2%だったのに対し、Z世代では82.5%だった。
また、「あるブランドや企業が環境配慮の素材や部品を使用していると知った場合、そのブランドや企業へのイメージが変わると思いますか」という設問への回答も、「とても向上する」「まあまあ向上する」が全世代では64.6%だったが、Z世代では69.5%だった。
ビューティ・パーソナルケア事業部ヘアケア商品企画課の中尾彰氏は、「商品企画において、環境に配慮することは非常に重要になってきていると感じる。ヘアードライヤーの『ナノケアEH-NA0J』では、植物由来の塗料であるバイオマスペイントを採用したり、包装材のプラスチック使用量を削減した」と語る。また、くらしプロダクトイノベーション本部ビューティー課の別所潮氏は、「メンズシェーバーの『ラムダッシュパームインES-PV6A』では、プラスチック使用量と部品の削減を行った」と商品の工夫を述べた。
Z世代はフードロス削減への意識も高いという。キッチン空間事業部調理ソフト課の萩成美氏は、「自動計量IH炊飯器『SR-AX1』は、業界初の無洗米専用炊飯器。とぎ汁が出ない、農業資源再利用などの観点から、無洗米に着目した。アプリで遠隔操作ができ、炊きたてのお米を食べきれるため、フードロス削減につながる」と語った。
パナソニックセンター東京では「Panasonic GREEN IMPACT PARK」の見学もできる。Panasonic GREEN IMPACT PARKは小学4年生から中学生をコアターゲットとした体験型施設で、CO2の削減や資源の循環について学べる。
パナソニックは今後も、環境配慮を意識した商品やパッケージの開発を続けていくという。
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