YouTubeは米国時間9月21日、「TikTok」やInstagramの「リール」と競合するショート動画機能「YouTubeショート」向けの生成人工知能(AI)ツール「Dream Screen」など、クリエイターに焦点を当てた一連の製品や機能を「Made on YouTube」イベントで発表した。
Dream Screenは2023年内に一部のクリエイターを対象に導入され、2024年には提供範囲が拡大される予定だ(日本での導入時期は未定)。YouTubeのブログ記事によると、この機能を使えば、アイデアを入力するだけで、AIが生成した動画や画像の背景をショート動画に追加できるという。
Googleによると、2024年にはYouTubeにさらに多くのAI関連ツールを導入するという。YouTubeチャンネル管理ツール「YouTube Studio」では、生成AIを活用して動画のアイデア出しをサポートする機能を追加するほか、クリエイター向け音楽カタログ「クリエイターミュージック」では、動画で使用する音楽をAIが提案してくれる支援型検索を取り入れる。
YouTubeはまた、動画制作プロセスを簡素化し、初めての人でも簡単に動画を作成して公開できるようにする無料のモバイルアプリ「YouTube Create」をリリースする。このアプリでは、正確な編集とカットなどができる動画編集ツールや自動字幕起こしといった機能を、モバイルデバイスから利用できるようになる。YouTubeによると、このアプリは現在、一部の地域(日本は対象外)で「Android」向けベータ版を提供しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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