世界ウェアラブル市場、2023年第2四半期は8.5%増で出荷回復--2027年まで年4.7%ずつ増加

 IDCは、世界ウェアラブルデバイス市場に関する調査結果を発表した。2023年第2四半期の出荷台数は、1億1630万台で前年同期に比べ8.5%の増加。減少が2四半期続いたが、上昇基調へ戻ったという。

 出荷台数が増えた要因として、IDCは競争激化にともない平均販売価格(ASP)が低下したためだとした。今後も増加は続き、2023年通年の出荷台数は前年比5.6%増の5億1980万台と見込む。

 さらに、2023年から2027年にかけて年平均成長率(CAGR)4.7%のペースで成長し、2027年には出荷台数が6億2540万台になるとした。

 出荷台数とCAGRの予測は以下のとおり。括弧内は前年比。

●イヤウェア

  • 出荷台数(2023年):3億2070万台(+4.5%)
  • 出荷台数(2027年):3億8190万台(+3.1%)
  • CAGR:+4.5%

●スマートウォッチ

  • 出荷台数(2023年):1億6540万台(+11.3%)
  • 出荷台数(2027年):2億1140万台(+4.2%)
  • CAGR:+6.3%

●リストバンド

  • 出荷台数(2023年):3200万台(-8.8%)
  • 出荷台数(2027年):2930万台(-1.7%)
  • CAGR:-2.2%

●その他

  • 出荷台数(2023年):180万台(+6.8%)
  • 出荷台数(2027年):280万台(+9.1%)
  • CAGR:+11.9%

●合計

  • 出荷台数(2023年):5億1980万台(+5.6%)
  • 出荷台数(2027年):6億2540万台(+3.3%)
  • CAGR:+4.7%
出荷台数ベースのメーカー別シェア(出典:IDC)
出荷台数ベースのメーカー別シェア(出典:IDC)

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