Appleの新しい「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」は、一部のパーツの修理料金が大幅に引き下げられている。
Appleは、米国時間9月12日に開催したイベントで「iPhone 15」シリーズを発表し、修理のしやすさが改善されていることを強調していた。同社はウェブサイトを更新し、iPhone 15シリーズの修理料金に関する情報を掲載した。
iPhone 15シリーズの全モデルで背面ガラスの損傷の修理料金は、「AppleCare+」に加入していない場合で169~199ドル(日本では2万5900~2万9800円、モデルによって異なる)となっている。
iPhone 15 Pro/Pro Maxについては、2022年の「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」と比べて大幅に安くなっている。「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」の修理料金は、iPhone 15シリーズと同じだが、iPhone 14 Pro/Pro Maxは、AppleCare+に加入していない場合の背面ガラスの損傷の修理料金は、それぞれ499ドル(同7万5800円)と549ドル(同8万2800円)だ。
iPhone 15 Pro/Pro Maxの修理料金が安いのは、新しい設計が採用されているためだ。Appleは、iPhone 15 Pro/Pro Maxに再生アルミニウムの基礎構造を採用しており、これまでもよりも低コストで簡単にガラスを交換できるようになっている。
画面のひび割れ (前面)と背面ガラスの損傷の両方を修理する場合の料金も引き下げられている。その料金は、iPhone 15 Proの場合で429ドル(同6万6800円)だが、14 Proの場合は599ドル(同8万9800円)。バッテリー交換や背面カメラの修理など、その他の修理の多くは、iPhone 15と14で同じだ。
Appleは、修理のしやすさをより重視するようになり、2022年には「iPhone」と「Mac」の複数のモデルを対象に、「Self Service Repair(セルフサービス修理)」プログラムの提供を開始した。
修理サイトのiFixitは、2021年に登場した「iPhone 13 Pro」の修理のしやすさを、10段階で5と評価していたが、2022年のiPhone 14については、ここ数年で最も修理しやすいiPhoneと評価し、10段階で7のスコアを付けた。内部の再設計によってiPhone 14は修理しやすくなったが、その設計はiPhone 14 Pro/Pro Maxには採用されておらず、そのことがAppleの修理料金に反映されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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