Appleは9月に入って開催した新製品発表イベントで、「iPhone 14」の新しい内部設計に言及していたが、iFixitの分解によって、今までとの違いが具体的に明らかになった。
消費者に電子機器の修理方法を紹介しているウェブサイトiFixitは米国時間9月16日、新型「iPhone」の分解結果を公開し、「ここ数年で最も修理しやすいiPhone」だと述べた。
iFixitによると、iPhone 14の最大の変更点は、端末の前面と背面の両方から開けられることだという。これは、ディスプレイも背面ガラスも取り外せることを意味する。iFixitは、この変更によってiPhone 14は、2016年発売の「iPhone 7」以降で最も修理しやすいiPhoneだとして、修理しやすさの総合スコアを10段階で7と評価した。
米CNETのPatrick Holland記者は、iPhone 14のレビュー記事でこの内部設計の変更に触れ、「放熱しやすくなり、背面ガラスがより簡単かつ安価に修理できるようになる」と述べていた。
iFixitによると、ネジ2つとコネクター1つを外すだけで、背面ガラスとディスプレイの両方を取り外せるという。iFixitはさらに、ディスプレイの裏側に新しいミッドフレームが追加されていることも発見した。これは、端末のより繊細な内部構造を保護しつつ、フレームやバッテリーにかかる力を分散することによって、衝撃のダメージから端末を守るのに役立つ。
iFixitによると、この内部設計の変更が加えられているのはiPhone 14だけで、より高額な「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」には加えられていないという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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