Microsoftの最高製品責任者で「Surface」と「Windows 11」の開発を率いていたPanos Panay氏が、19年間勤務してきたMicrosoftを退社する。
Microsoftは、Panay氏の退社を電子メールで発表した。同氏は、Windows and Devices部門を統括していた。
「Panos、当社の製品、文化、企業、業界にこの20年間影響を与えてくれてありがとう。あなたの主導力、サポート、Microsoftと当社の顧客とパートナーにあなたがしてくれたすべてのことに、私は感謝している」と、Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSatya Nadella氏は声明で述べた。
Panay氏は米国時間9月18日に、同社を去る決意をポストした。
「Microsoftで過ごした素晴らしい19年間を経て、心機一転、新たなスタートを切ることにした」と同氏は述べた。「Microsoftで過ごした年月と、共に製品を開発することができた素晴らしい人々への感謝を忘れない」(Panay氏)
Panay氏は、次にどこで働くかをまだ示唆していないが、Bloombergは18日、同氏がAmazonの「Alexa」や「Echo」製品を担当する部門を統括する見込みだと報じた。
Panay氏は、2008年にSurfaceの開発を始めた。タッチベースの制御を取り入れた「Windows 8」のリリースに合わせて、Microsoft独自のタッチベースハードウェアを開発するというのが、同社の当時の狙いだった。Surfaceが2012年に初めて発売されて以来、Panay氏はSurfaceの顔として、Microsoftのイベントで最新製品を発表する際には、決まって登壇していた。
Panay氏の職務は、コーポレートバイスプレジデントで、コンシューマー部門最高マーケティング責任者のYusuf Mehdi氏が引き継ぐ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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