カシオ計算機は9月5日、耐衝撃腕時計「G-SHOCK」において、新規ユーザーとの接点を広げるため、「VIRTUAL G-SHOCK」プロジェクトを開始すると発表した。
また、ユーザーと交流を行うコミュニティをオープンし、コミュニティへの会員権となるNFT(非代替性トークン)「G-SHOCK CREATOR PASS」を、ブロックチェーン「Polygon」を使用して発行、無料配布する。9月23日より配布の開始を予定しており、グローバルで初回1万5000個の限定配布になる。
同社の「G-SHOCK」は、耐衝撃性能を備えた腕時計として1983年に誕生。その後、ファッション、スポーツ、アート、ミュージックといったカルチャーとのコラボレーションを通じて、ユーザーの幅を広げることにより、世界中で愛されるブランドへと成長。唯一無二の地位を確立したという。
今回、さらなるユーザー層の拡大を目的に、近年成長を遂げるNFTやメタバースなど、バーチャルでのコミュニティ展開を開始。共創企画の実施など、新たな体験を提供していく。その第1弾として、コミュニケーションサービス「Discord」での「VIRTUAL G-SHOCKコミュニティ」を9月5日に開設。NFTの会員権となる「G-SHOCK CREATOR PASS」を、9月23日12時より、初回1万5000個の限定で無料配布する。
配布対象国は、日本のほか、アメリカ、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、イギリス、ポルトガル、オーストリア、インド、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピンを予定。
会員権の保有者は、コミュニティへアクセスし、共創企画に参加できるようになる。なお、共創企画には、「G-SHOCK CREATOR PASS」のデザイン(カラー・素材・柄)を決定する「G-SHOCK CREATOR PASS カラーデザインコンテスト」を予定。応募のあったデザインからコミュニティ内で投票を行い、最優秀賞に選ばれた作品は、実際のパスのデザインとして採用される。
このほかにも、コミュニティ内でさまざまなな企画を予定する。同社では、今回の取り組みを皮切りに、バーチャルで「G-SHOCK」の新たなユーザー体験を提供していくとしている。
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