日常生活でスマートグラスを持ち歩いている人はおらず、真の拡張現実(AR)グラスはまだ実現の途上にある。それでは、ゲーミンググラスに実現の見込みはあるだろうか。Lenovoはあると考えている。
Lenovoが新たに発表した「Legion Glasses」は、10月に329ドル(約4万8000円)からの価格で発売予定だ。主には同社が新たに発表した「Windows」搭載携帯ゲーム機「Legion Go」向けのアクセサリーだが、USB Type-C(USB-C)経由でディスプレイに出力可能な他のあらゆるデバイス(Windows、「macOS」「Android」)で動作する。
Legion Glassesは、ARグラスではなくウェアラブルディスプレイであり、TCLなどの企業も似た発想の製品を何年も前から手がけている。だが、同製品はマイクロOLEDディスプレイを搭載し、Lenovoにとって初の非ビジネス分野のグラスである、といったいくつかの点で注目に値する。
なおLenovoはすでに、より高価なARグラス「ThinkReality A3」を提供しており、また将来の仮想現実(VR)/ARデバイス構想に向け、Qualcommと提携している。
Legion Glassesは、USB-CでLegion Goに直接接続でき、音声付きのディスプレイとして動作する。また、調節可能なノーズピースと、必要に応じて度付きレンズを挿入するためのフレームも備える。
マイクロOLEDは、未来のVR/ARヘッドセットにとって最も有望なディスプレイ技術の1つだ。その高解像度と鮮明な輝度および色彩が、小型なサイズと相まって、未来のスマートグラスにより適した選択肢となっている。
Appleの「Vision Pro」ヘッドセットもマイクロOLED技術を採用しており、今後数年でさらに多くのヘッドセットがこの技術を採用すると見込まれる。Lenovoのグラスは、片目あたり1920×1080ピクセルの解像度と60Hzのリフレッシュレートで、確実にゲームを楽しめるはずだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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