遊行(ゆぎょう)は9月1日、複数の仕事場を利用できるパスポート「TeamPlaceパス」を運営するAnyWhereと業務提携協定を締結したと発表した。
提携の第1弾として、福岡市で海外デジタルノマドやインバウンド観光客がワーケーションを楽しめるよう、複数のコワーキングスペースを利用できる「福岡市ノマドコネクトパス ベータ版」(英名:Fukuoka City Area Pass for digital nomads)を提供する。場所にとらわれずに働く「デジタルノマド」が暮らしやすい環境の整備に向けて共創していくという。
福岡市ノマドコネクトパスでは10月から、福岡市内にある6カ所の仕事場を月10時間まで利用できる。利用価格(税込)は5390円、別途システム利用料として270円で、有効期限は1カ月間。国内外のデジタルノマドが暮らしやすい環境を推進するという。
なお、福岡市ノマドコネクトパスは、遊行が受託した「海外デジタルノマド誘客プロモーション事業(通称:ColiveFukuoka、福岡市並びに福岡観光コンベンションビューローが推進)」のプログラム参加者に配布し、デジタルノマドからの利用者データを提供していく予定だ。
遊行は、海外デジタルノマド市場に特化したマーケティングファームとして、ステークホルダーの新規事業開発のサポートを実施している。
遊行によると、2022年10月の入国緩和以降、訪日外客数は増加しており、2023年5月の訪日外客数は189万8900人。前年同月比では1191.4%になっているという。
さらに、現在3500万人の市場規模とされる、リモートワークをしながら国境にとらわれず自由に旅をする“デジタルノマド”も増加傾向にあり、英語対応が可能なコワーキングスペースの需要が高まりつつある。
プレスリリースCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」