中国の電気自動車(EV)向けバッテリーメーカーの寧徳時代新能源科技(Contemporary Amperex Technology:CATL)は、極めて高速に充電できる新型のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリー「Shenxing」を発表した。「4C」という充電速度が達成可能としている。
完全にナノ結晶化されたLFP正極材料などを使用したことで、リチウムイオンの抽出と充電信号に対する迅速な応答が実現できたという。室温環境であれば、10分間で80%まで充電できるそうだ。
バッテリー容量など具体的な条件を明示していないが、Shenxingを使用したEVなら、10分間充電すれば400km走行できるとした。また、1回のフル充電で走行距離は700km以上になると主張した。
CATLは、2023年中にShenxingの量産を開始する計画。
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