ノートPCなど多くの物を毎日持ち運ぶ学生や会社員は、リュックサックに重い荷物を詰め込んでいる。そういう人たちに朗報だ。Microsoftはリュックの機能を新しい段階に引き上げるため、もうすぐ人工知能(AI)を組み込むかもしれない。
Microsoftは、米国時間5月2日にAIリュックサックのコンセプトを示した特許を申請し、それが8月24日に公開された。MSPoweruserが報じた。
このウェアラブル製品は環境のスキャニング、音声コマンドの認識、コンテクスチュアル(状況に応じて意味や内容が変わる)なタスクの実行といった先進的な機能を備え、一般的なスマートウォッチよりもはるかに多くのことができる。
これらのタスクを実行するため、バックパックには圧力センサー、マイクロフォン、カメラ、GPS、コンパス、気圧計、生体認証センサー、スピーカー、映像出力のためのディスプレイ、プロセッサーなどが搭載される。
Microsoftは特許申請書類の中で、このリュックが現実のものとなれば次のような機能を持つと説明している。
リュックサックはユーザーからコンテクスチュアルな音声コマンドを受け取るだろう。このコンテクスチュアルなコマンドには、周囲の環境内にある物体について非明瞭な言及が含まれるかもしれない。リュックはセンサーを利用して環境を把握し、AIエンジンを利用してその環境内にある物体を認識し、コンテクスチュアルな音声コマンドに応えてコンテクスチュアルなタスクを実行するためにデジタルアシスタントを利用する。このタスクは環境内にある物体に関連するものかもしれない。リュックは、コンテクスチュアルな音声コマンドに対する回答をユーザーに返す場合もある。
特許の例では、AIリュックサックを背負ったスキーヤーがゲレンデについて質問すると、リュックがこう答えている。 「その方向は立ち入り禁止です。区域内にとどまるためには右側を滑ってください」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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