アドビ、生成AIを搭載した「Adobe Express」最新版をリリース

Maria Diaz (CNET News) 翻訳校正: 編集部2023年08月21日 09時07分

 Adobeは数カ月前から、「Photoshop」など自社のアプリケーションに人工知能(AI)を組み込む作業を進めている。同社は今回「Adobe Express」のデスクトップ版に、独自の生成AI機能「Adobe Firefly」(ベータ版)など複数の新機能を追加した。モバイル版でも近く対応予定だ。

Adobe Express利用開始時の画面
提供:Maria Diaz/ZDNET

 刷新されたAdobe Expressは、グラフィックデザインソフトウェアを習熟していない人でも、ソーシャルメディアコンテンツ、PDF、動画、ブランドキットなどの視覚的に美しい素材を制作できる、オールインワンツールとして機能する。「Canva」や「Microsoft Designer」と同様、Expressはオンラインのツールだ。

 Adobe Expressをオールインワンのエディターにするために加えられた新機能としては、Adobe Fireflyによるテキストから画像への変換機能のほか、新しい動画やページのテンプレートやデザイン要素、新しいアニメーション、ドキュメントを作成/編集/改良するためのPDFサポート、画像や動画の背景削除やGIF変換といったクイックアクションなどがある。

 Adobe Expressの限定版は無料で利用可能で、画像やテキスト効果を生成するなどのAdobe Firefly機能(ベータ版)、Adobe Stockのロイヤリティフリーの限定的なコンテンツライブラリー、PDFのクイックアクション機能(月10回)などが含まれる。

 月額9.99ドル(日本では1078円)のプレミアムプランには、1億9500万以上のAdobe Stockコンテンツ、すべての画像/動画コンテンツ用のテンプレート、PDFクイックアクション(無制限)、2万5000種類を超えるAdobe Fontsのライセンス、100GBのストレージ、アニメーションコントロール、ロゴ/色/フォントを管理するブランド機能や、「Instagram」「Facebook」などのSNS投稿予約機能(無制限)などが含まれている。

Adobe Express
プレスリリース

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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