小米科技(シャオミ)は現地時間8月14日、最新折りたたみスマートフォンを発表した。「MIX Fold 3」は、サムスンの「Galaxy Z Fold5」に対抗することを目的とした横折りタイプの折りたたみスマホだが、グローバルに展開されない点が同製品とは異なる。MIX Fold 3は中国のみを対象に、8999人民元(約18万円)からの価格で発売される。
MIX Fold 3は、2つの画面を備える。6.56インチのカバーディスプレイと、開くと現れるタブレットのような8.03インチのディスプレイだ。閉じた状態の本体サイズは10.86mmで(2022年モデルは11.2mm)、商用提供されている横折りタイプの折りたたみスマホの中では最薄の部類に入る。サムスンが最近発売したGalaxy Z Fold5よりもはるかに薄く、厚さ13.4mmのZ Fold5はこれと比べるとやや分厚く感じる。ちなみに最薄・最軽量の称号を保有する横折りタイプの折りたたみスマホは、Honorの「Magic V2」で、折りたたみ時の厚さは9.9mmだ。
ヒンジをアップグレードしたことで柔軟性のあるディスプレイパネルをより密着させて折りたたむことが可能となり、スリム化の実現につながった。ヒンジの新しいロッド構造により、端末の耐久性と柔軟性が高まっているともシャオミは述べている。同社によると、14個の可動ジョイントによってヒンジの自由度が「大幅に」高まり、落としたときに損傷するリスクが軽減されるという。50万回の折りたたみに耐えられることが試験済みで、その回数は、Galaxy Z Fold5でサムスンが試験した20万回を優に上回っている。
防水・防塵性能に関する正式なIP規格の等級について同社は言及していない。ちなみに、サムスンのGalaxy Z Fold5は、IPX8の防水性能を備えている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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